毛皮製品のお取り扱い、保管方法について
シーズン中のお手入れ方法
- 外出から帰ったら、風通しの良い日陰にハンガー等でつるし、手で軽く叩いてほこりを落とします。
- 毛並みを整えるために、毛皮を静かに振るか、動物の毛ブラシで軽くブラッシングします。
- 毛皮に汚れが付いてしまった場合は、固く絞った濡れタオルで毛並みに沿って汚れをふき取り、自然乾燥させます。
- 雨や雪などで濡れてしまった場合、水分を吸収しやすい布等で水分をふき取り、数時間日陰干しをします。
- とくに汚れやすいのが衿、袖口、裾で汗や油ジミがつきやすく、汚れがひどいと虫のつく原因になりますので、汚れがひどくならないうちに、マメに手入れをしてください。簡単な汚れでしたら蒸しタオルをきつくしぼって、手早くふきとるか、ガーゼに良質ベンジンを少しずつつけて、軽くふきとります。汚れがひどく、手に負えなくなった場合は、クリーニング店にまかせるのがいちばん安全です。とくに白っぽい毛皮の場合は、汚れを広げることにもなりますので、早めに専門店にもっていく方が無難です。
※汚れがひどい場合は、すぐに専門店かクリーニング店に持って行きましょう。
※早く乾かそうと暖房器具を使用したり日光に当ててしまうと毛皮が痛んでしまいます。
オフシーズンの保管について
- 箱にしまう前にまず毛皮の汚れを落とします。天気に良い日に毛皮を軽く手で叩きほこりやごみを落とします。汚れを点検し良質なベンジンで毛並みにそってふき取り、固く絞ったタオルで全体を拭きます。その後ハンガーに吊るして数時間日陰干しをし、ファーブラシで毛並みを整えます。
- 毛皮を保管する際はファーケースという専門の箱か、手近な箱にしまいます。ビニール袋は通気性が悪いため使用しないでください。
箱にしまう際には毛皮につかないように紙にくるんだ防虫剤を一緒にしまいます。また、毛皮は1着ずつふんわりとした状態で保管しましょう。 - 箱に入らない大きなコート等の場合は、毛皮がすっぽり入り少し余裕がある位の布製の袋を作ります。袋の中に紙にくるんだ防虫剤を入れ、袋ごと毛皮をハンガーでつるして保管します。その際は風通しが良く、湿気の無い直射日光の当たらない場所を選びます。
- シーズン前には、一度天気の良い日に日陰干しをしましょう。
コーヒーやジュースをこぼしてしまった場合
- 素早くティッシュやハンカチで吸い取り、水に濡らしたタオル等で叩くようにして汚れをとりましょう。汚れが落ちない場合はクリーニング店に相談して下さい。